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K-POPオタが見た宮野真守ライブ~AMAZING!(Blu-ray)はマジAMAZING!~

「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2015 ~AMAZING!~」はすごいぞという話をします(挨拶)

先日友人宅で上記Blu-rayの上映会をやったんですけど、もう、見れば見るほど「これはすごいものだ」という気持ちがどんどん天井をブチ破っていったので、オラが異界で見てきたものの素晴らしさをなんとか地元の村々にも伝えられないかと文章を書き始めたら約5000字を越えましたという記事です。

(2017.2.12にnoteに書いた記事を一部修正し転載したものです)

前提条件

上映会参加メンバーの所属属性および宮野真守へのスタンスです。

韓ドルオタである私と友達は、宮野真守のパフォーマンスはほぼ初見。顔の印象に関しては個人の好みなのでもうしょうがないと思っていただきたい。

  • …【所属】東方神起・U-KISS・時々SHINee。宮野真守は声がめちゃくちゃ良いけど顔のパーツが真ん中に寄ってるのが苦手。
  • 友A…【所属】B1A4・東方神起。宮野真守は声がめちゃくちゃ良いけどアゴが長い。
  • 友B…【所属】ン十年間アイドルやそれに類するものとは無縁だった声オタ村住人。宮野真守は単に良い声だなとしか思っていなかったけれど、ある日Youtubeで「マシュマロラブ」の動画を見てびっくり仰天してその場でBlu-rayを注文する(新橋駅での出来事)。

いちいち説明するとクドくなるので最初にまとめて書くだけにしておきますが、これから出て来る全ての文章の頭には「めっちゃええ声」「めっちゃ歌上手い」っていうのがもう標準として付いているものとして読んでください。

オープニング

K-POPオタにも馴染みがある、「設定は謎だらけだけどやたらと壮大でかっこいい映像」がおっぱじまる。

コンサートの時間が迫っているのに姿を見せないMAMOを心配する外国人スタッフ達。自宅で悠々とお着替え中だったMAMO(ここで肌チラのサービスショット)は、スタッフがよこしたヘリに颯爽と乗りこんで会場までやってくる…という流れを全編英語でおとどけ。

そして始まるのがこれ↓


 

ハイ好き~~~~~~~!!!!好きの塊~~~~~!!!!
 

ドクンドクン……からのニヤッ!幕バッサァ~~華やかなステージバーン!! 音楽ドーン!「「「Are you ready~~~!?」」」そして流れ出すキャッチ―な曲。最高。

席に着いてからどころか、ヘタしたら何十日も前から「楽しませてもらうぞ~」ってワクワクしてたこっちの気持ちを完全に汲んで、焦らしたあとちゃんと爆発させてくれるこの始まり方。大好き~~~~!!

たまにある、1曲目をバラード曲ではじめられた時の昂った感情のやり場の無さったらすごいですからね。振り上げるやり場を無くしたペンラをスッ…と胸の高さまで落としたあの経験があるからこそなお良さがしみわたります。

ステージに歩み出る宮野真守と、それを迎える会場いっぱいのペンラの群れを宮野真守の背中側から録ってるところもすごく良い。「このスターが、これから1人でこの座席を埋め尽くす全員をキャアキャア言わせますよ」宣言ですよ。痺れる。

スタイル・衣装・ダンサー・照明・カメラワークがめっちゃ良い

圧倒的なスタイルの良さと、それを活かした衣装。かっちりしたスリーピーススーツ(チェック柄)で長い手足振り回しながら踊る様は本当にかっこいい。アンコールのTシャツにジーンズスタイルもすごく似合ってました。ちゃんとした人がちゃんと仕事をしてる感。このありがたさ。

引きの画面が多いこともあって、宮野真守のダンスやスタイルの良さ・ステージ全体の「showの雰囲気」が臨場感のある感じで堪能できました。だからといって寄りが少ないかというと別にそういうことでもなく、要所要所のキメのポイント(ウインクしたりニッと笑ったりするところ)はちゃんと大画面で抜いているので、その都度しっかり奇声を発することができます。

あとダンサーさんがすごく「ちょうどいい」んですよね。4人の誰も変に目立ったところはなく、でもちゃんと宮野真守を立てつつステージのクオリティを上げる存在としての役割をきちんと果たしているのが感じられて、こういうのって地味だけどすごく大事なことだなあと思いました。

そしてカメラワークで何より感心したのが、「会場の盛り上がりは映すけど、オタを個として認識させない程度にとどめている」ところ。盛り上がってる会場=推しの力や魅力でもあるわけだし、こっちの気持ちも上がるから見たいは見たいんだけど、見ず知らずの人の感極まってる顔をじっくり映されてもスンッ…てなるじゃないですか。そんなんより1秒でも長く推しを映してくれよって奥歯を噛みしめたこと、一度や二度じゃないはず。それがこのライブだと、揺れるペンライト達が完全に宮野真守の背景になってる感じなんですよね。宮野真守を引き立てる演出装置みたいな。私が客なら本望だと思う。推しを照らす豆粒の光になりたい。(平静を欠いている)

MAMOはギターも弾く

(スタンドマイクの前で歌いながらギターを弾く宮野真守を見る私達)

友A:「うそでしょ…楽器弾けるの…?ええ声で歌って踊って…天は宮野に与えすぎでは…」
:「なんで弾くの…あんなの棒立ちで歌うだけでもう十分でしょ…」

笑顔がヤバい

宮野真守の真骨頂はここなんじゃないかと思ってます。

パフォーマンス中でもトーク中でも、とにかく「本当に楽しくてしょうがなくて思わずあふれちゃった」っていう感じで笑ってくるんですよ。作ってる感じが全くない。あれ?この人ほんとに今を楽しんでいるのでは?そしてこの人をこんなに楽しませているのは私(観客)なのでは?????っていう錯覚が生まれていく。

好きな人が楽しそう→嬉しい・楽しい→好きな人が楽しそう→嬉しい・楽しい、のループの繰り返しにより、知らず知らずのうちに心がどんどん昂ってく。好きになっちゃう。彼の姿を目で追いかけてしまう。顔のパーツの配置とかアゴの長さとかどんどん気にならなくなる。彼が笑うと一緒に笑っちゃう。深夜にやり場のないポエム書いちゃう。

この場合、本当に本人がそう感じてるかどうかは全く問題じゃなく見る側に「そう思わせてくれる力」が宮野真守にあるということが何より大事なのです。わかるな?

胸にホクロがある

生肌に深いV字のベストを着ている時に気づいたのが、絶妙にチラつく位置にホクロがある。動きによって胸元で見えたり見えなかったりするホクロ。気づいたら最後、意識せずにはいられなくなるハニートラップ。

そしてこれはネタバレなんですけど、終盤で衣装のジッパーをさらに深くまでおろすとその下になんと更にもう1つホクロがあるんですよ~~~~!!??すごい演出効果じゃない!?同じものなのに2つの味わい方をさせてくるんですよ!?ひつまぶしかよ。

マシュマロラブ(Marshmallow Love)がヤバい

新橋駅にて友Bの心と社会人としての仮面をぶち壊した楽曲。わかりやすく言うと宮野真守がとびっきりの甘ったるい声で全身から「大好き」を大放出してくる4分間です。

ここでは手で❤を作ったりおねだりポーズをしたりっていう心理的にはそこそこキビしめの振付が客側(私達)に要求されるんですけど、ここまでの数十分で「MAMOを喜ばせたい・もっと楽しくなって欲しい・そして自分も楽しくなりたい」っていう気持ちが完全に高められてるんですよ。お膳立てが出来てる。

(ブリッブリの振付を解説する宮野真守を見た私):「これはやるわ」

(ブリッブリの振付を解説する宮野真守を見た友A):「やるわ~」

そして始まるマシュマロラブ。

第一声が「こんなに大好きあなたのすべて♡♪」(cv:宮野真守)

耐性の無い奴(友B)は死ぬし、耐性のある奴(友A)も死ぬ。

何がすさまじいって、歌いながらや振付してる客席を見ながら「フフッ」って思わず漏れちゃったって感じで、ほんとにかわいくって・愛しくてたまらないって感じで笑うんですよ。やっさしい目でこっち見て来るんですよ。そら全力で❤つくって掲げるし、あれ…この人私のこと好きなのかな?????てなるわそんなもん。完全に両思い。それどころか「宮野→→→→❤←←私」くらいの圧がある。マジで。

もう…ほんとこれお腹いっぱい…ていうところにぶち込まれる「アナタは良くても僕はまだだよ♪」すごい。やばい。枯れ木も残らない。子孫が絶える。

CD音源はiTunesAmazonで試聴・ダウンロード出来るのでぜひ聴いてもらいたいしこれはこれでとても良いものなんですけど、ライブバージョンと比較すると「外でいちゃいちゃしてる時」と「部屋の中でいちゃいちゃしてる時」くらいの違いがあるんですよ。MAMOと私(というファンの群れ)の2人きりの空間だからこそ出ちゃう甘さ。外ではとてもお見せ出来ない痴態。あと、ライブバージョンは聴覚のみならず視覚まで攻めて来るので次元が変わってくる。思わずやっちゃう振付も含めたらもう3Dだから。それはもう体験型恋愛アトラクションだから。

この曲のあとにわりとバキバキに踊る曲が続くんですが、それ見る頃には、なんかもう「あそこで踊ってるかっこいいの、私の男なんですよね…フフ……」くらいの気持ちになってる。怖い(自分が)。

トークで声を張らない

これもうすごいびっくりした。全然張らない。だいぶ頑張って集中しないと聞き取れない。「えっ?…なんて?」てなる。

MAMOくらいになると張らなくても客が全力で聞く姿勢になるんだと思う。こっちが「聞かせてもらう」立場だから。いただいてる方だから。

正直話してる内容自体はそんな面白くはないし(本人の真面目でちゃんとしたところがモロに出てる感じ)話も長いんだけど、そんなことどうでもよくなるくらい声が良い。ええ声が普通の、でもちょっと甘いトーンで穏やかに話してくる感じ、ヤバい。データ化してスマホに入れて夜に布団の中で電話で話してるっていう設定で聞きながら眠りにつきたい。そういう類のもの。そういうプレシャス。

めっちゃお返ししてくれる

バレンタイン~ホワイトデーの時期のツアーだったせいか、「みんなへのお礼」「おかえしに」的なフレーズを何度も口にしてて、アンコールになる頃には

私:「またおかえしされちゃうの~!?」

友A:「いったん家に置きに帰らせて欲しい」

私:「もらいすぎて持ちきれない」

て呟きあってた。もうほんと、お土産が多すぎる。なんにもあげてないのにこんなにもらっちゃってすいません。

客の煽りが上手い

「みんなでこのフレーズを歌いましょう。練習しましょう」的なやつがあって、まあもうみんな普通にMAMOの虜なのでこの時点でそこそこデカい声が出てるんですけど、そこから「右・左のブロック」「1階・2階」「男・女」とかいろんなパターンに分けて声出しさせられる。しかもここにきて今まで聞いたことなかった「やるぞぉ!!」みたいな野太い声でこっち煽ってくれるし、「すごい!すごい!」ってこれもお馴染み本当に嬉しそうな顔でめっちゃ良いリアクションくれるんですよ。「みんな出してるからまあこんなもんでいいかあ…」くらいのところから、腹から声出すとこまで引っ張りあげられる感じ。さぞ楽しかろうよ!!!

ファンサがすごい

友A:「あの一帯の100人くらいが「今私と目が合った!!」と思ってる」

私:「あんなことをしちゃいけない…」

友B:「ストーカー爆誕してしまう」

ってなるような瞬間がちょいちょいあるんですけど、一番びっくりしたのが、最後の客席挨拶の時で、こういうのってせいぜい 上手~[小走り]~中央~[小走り]~下手 くらいのざっくりした3ブロック方向にアピールして終わるもんだと思うんですけど、MAMOは上手に挨拶したあとそのままゆっくり順番に客席を眺めながら下手に移動してくんですよ。それも「その〇〇かわいいね」「うんうん」「ありがとー」みたいな、「気づいてるよ・見てるよ」っていう声かけしながら。さながら客席全員を轢きつぶしてくロードローラー車。すごい。やばい。枯れ木も残らない。子孫が絶える。

その他にも、「最後(の曲)て言いたくないなあ~」ってステージ上でダダこねたり、トドメに客席に向かって大きく手を広げる→目をつぶってギュウッ!!!って抱きしめて体を揺する、っていう仕草(エアハグ)を、これも数方向に向かってやってて死んだ。本当の意味で会場を抱いてた。最後の最後にこんなのやられたら家に帰ってる場合じゃなくなると思う。こんなもんを浴びたあと1人で会場の外に放り出されるのひどすぎない?家に帰ってる場合じゃなくない!?

最後の「ありがとうございました!」の挨拶はマイクを通さず生声で

友A:「これ…めっちゃええやつ…っ」

私:「私も大好き…」

私:「席後ろで声聞こえないとかでも全然いいよね」

友A:「全然いい」

私:「受け取るから。こっちは」

見終わる頃

友A:「あれ?アゴ長くないんじゃない?」

私:「別に顔のパーツ真ん中に寄ってなくない?」

友B:「このツアーTシャツ欲しい」「つらい時にこれを着たら元気になれる気がする」
(※この後、友Bは宮野真守ファンクラブ「Laugh & Peace」に入会)

まとめ

一言で表すなら「推しにやってもらいたいこと全部詰め」のステージでした。解説つきでプレゼントboxに入れたい。

書ききれなかったこともあるし、やっぱり見ないと伝えきれないこともたくさんあると思うので、機会があればぜひ見てみてください。

個人的に、上記に書いたこと以外で「めっちゃ良い…」ってなったのは、歌いながらこっち(カメラ)を煽るような表情で服のジッパーをゆっくり下ろして見せつけるところと、そのジッパーを全部下ろし切らない(でも胸元は大きく露出した)状態で歌い踊っていたことです。そう、私達は別に全部脱いで欲しいわけじゃないんです。良い感じの状態で良い感じのものを絶妙に見たいんです。わかるな?

おまけ

こんなに気持ちよくさせてくれるMAMOコンで唯一「なんだ?」と思ったのは、アンコールで客がコールしている部分の映像がすごく短くて、終わってすぐ呼んだらすぐMAMO出てきちゃったみたいなすごいお安い感じになってて謎でした。もっと満を持しての雰囲気ちょうだい~!?って思ったんですけど、もしかしてあれ本当にすぐ出てきたのか?呼んだらすぐ出て来てくれるのMAMO。すぐ来て。今来て。


Comment

  • 最高のレポ&レビューブログでした!!宮野オタク長いことやってますがとてもわかるを何度も繰り返しながら楽しく読ませていただきました…。マモアンコール私もDVD見てた時は短いなと思ってましたが実際は結構長めのアンコールだと思います。(長めというかおそらく他のアーティストの方と変わらないくらい??)

  • ありがとうございます!ファンの方にも楽しんでもらえたなら嬉しいです。
    このライブを見て以来毎回セトリを確認しているのですが「マシュマロラブ」のmの字もなくて奥歯を噛みしめています。

    アンコールはやっぱりあれ早いですよね。「満を持してやって来た」感のためにもうちょっと間をとってくれてもいいのに…呼んだらすぐ来てくれるならもっといいけど…。

  • こんにちは。とても楽しいレビューありがとうございます。「ひつまぶしかよ。」で爆笑しました。
    私はマモにどハマりした数年後にEXOにどハマりし、今は少しマモから遠ざかっている状態なのですが、こちらの記事を読んで初心を思い出し泣きました。
    マモから「心底楽しくてたまらない!」という気持ちがひしひさと伝わってくる瞬間が大好きで、「みんなを楽しませたい!」という思いから沢山のプレゼントを用意してくれるマモが大好きで…そんな気持ちを思い出してしまったのでもう取り返しがつかないことになってきました。
    マシュマロラブのような振り付けは、年を重ねるほど自分でやるのは精神的にキツくなってきますが、それでも何故か頑張ってしまう自分がいますし、マモがそうさせてきますし、結果幸せになるので、やらないという選択肢が生まれません。
    ツアーの度に新しい振付をマモと一緒に踊るのはとても楽しいですが、そろそろマシュマロラブカムバックプリーズですよね。
    いつか会場でマシュマロラブのブリブリをご一緒出来たら嬉しいです。

    今すごくマモが好きな気持ちでいっぱいです。思い出させてくれてありがとうございます。

  • こんばんは!楽しんでもらえてとても嬉しいです!

    声村からEXO村への移住とは珍しいですね!?
    宮野真守コンサートは、自分達が「楽しませてもらってる」だけじゃなくて「楽しませてあげられている」っていう感覚というか手ごたえ?をガンガンに感じられたのが衝撃でした。これを感じられる現場はそりゃあ幸せでしょうね~。羨ましすぎる。

    マシュマロはあんなにとんでもないコンテンツなのにいまだ復活の気配を見せてくれないのはどうしてなんでしょうね…。今まで一度もやったことない♡だけどMAMOが言うならすぐやる。今やる。

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